帯状疱疹予防接種について
東村山市の帯状疱疹予防接種の概要です。
接種ご希望の方は下記お読みいただき、ご参照ください。
ワクチンの種類が決まりましたら、ワクチンを取り寄せますので
受付に申し出てください。
( 接種期間:令和7年4月1日(火曜日)から令和8年3月31日(火曜日))
1.帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。水疱が見られる2~3日前から痒みや痛みを感じるようになり、1週間程度たつと水疱の多発や発熱、頭痛といった症状がみられることもあります。通常は2~4週間で皮膚症状がおさまります。
子どもの頃に水痘(みずぼうそう)にかかると、水痘・帯状疱疹ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し、
加齢や疲労によって免疫が低下した際などに「帯状疱疹」として発症します。また、皮膚症状が治った後も、長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。
原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスに対しては、成人の9割以上が抗体を持っていることから、既にほとんどの人が感染していると考えられ、誰もが帯状疱疹を発症するリスクがあります。
2.帯状疱疹の予防と治療
予防としては、できるだけ健康的な生活習慣を保つことが大切です。食事のバランスに気 をつけ、適度な運動と十分な睡眠に心がけましょう。また、心身ともに落ち着いた時間をつ くるようにするなど、ストレスが蓄積されないようにすることも大切です。 さらに、50歳以上の方については、ワクチンを接種することで、発症予防、重症化予防が 期待できるとされています。 治療としては、抗ウイルス薬を投与することにより、痛みの期間を短縮、発疹の発生を抑 え皮膚の症状の治癒を促す効果が得られます。十分な治癒効果を得るためには、発症後速や か(発疹が見られてから3日以内)に投与することが望ましいとされていますので、症状があ る場合は早めに医療機関を受診しましょう。
3.帯状疱疹ワクチン予防接種の種類と助成額・効果
☆ワクチンは現在2種類あり、値段や特性が違うためどちらを打つべきかで悩まれる方も
おられます。以下に違いをまとめましたので、ご参照ください。
種類 :水痘生ワクチン(ビケン)/ 不活化ワクチン(シングリックス)
接種回数 :1回 /2回 (2ヶ月間隔で)
接種方法: 皮下注射 / 筋肉注射
自己負担額:4,500円/ 11,000円
副反応:注射部分の痛み、腫れ、倦怠感など / 注射部分の痛み、腫れ、倦怠感、頭痛など
症状持続期間:どちらも3日から1週間以内(シングリックスの方がやや副反応強い)
発症予防効果:66.9%(帯状疱疹後神経痛66.5%軽減)/ 97%(帯状疱疹後神経痛92%軽減)
持続性: 5 年程度 / 11 年以上
利点:◎水痘生ワクチン⇒価格が安い、接種回数が一回、副反応が少ない 、血小板減少症や凝固障害、
抗凝固療法を施行している方も医師の判断で可能
◎シングリックス不活化ワクチン⇒高い予防効果、妊娠中や免疫を抑える薬など治療中の方も
医師の判断で可能
欠点:予防効果はシングリックスに比べると劣る / 2回接種する必要がある、副反応が水痘に比べる と強い
4.接種の対象となる方
令和7年度対象者は下記になります。
(注記)下記の対象にあてはまらないかたで、帯状疱疹ワクチンの接種をご希望のかたは、全額自己負担で接種費用は20,000円になります。
定期接種対象者(年度末年齢)
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65歳のかた
-
65歳を超えるかたについては、5年間の経過措置として、5歳年齢ごと70、75、80、85、90、95、100歳のかた。また、令和7年度限り100歳以上のかたは全員対象となります
65歳 昭和35年4月2日生から昭和36年4月1日生のかた
70歳 昭和30年4月2日生から昭和31年4月1日生のかた
75歳 昭和25年4月2日生から昭和26年4月1日生のかた
80歳 昭和20年4月2日生から昭和21年4月1日生のかた
85歳 昭和15年4月2日生から昭和16年4月1日生のかた
90歳 昭和10年4月2日生から昭和11年4月1日生のかた
95歳 昭和 5年4月2日生から昭和 6年4月1日生のかた
100歳 大正14年4月2日生から大正15年4月1日生のかた
101歳以上 大正14年4月1日以前にお生まれのかた(令和7年度かぎり)
(注記1)上記の年齢のかたで、令和7年3月31日までに不活化ワクチン1回目接種されたかたの2回目は定期接種となります。
(注記2)接種日時点で東村山市に住民登録がなければ、対象にはなりません。
(注記3)費用補助は生涯に1度限りです。過去に費用助成(生ワクチン1回または不活化ワクチン2回)を受けたことがあるかたは対象外です。
(注記4)助成は、生ワクチン1回、不活化ワクチン2回まで。規定回数を超えて接種した分については対象外となり、全額自己負担になります。(不活化ワクチンにおいて、1回目全額自己負担で接種したかたについても、2回目の接種は助成の対象となります。)
(注記5)生活保護世帯・中国残留邦人で支援給付を受けているかたは無料となりますが、 接種受付時に受給証明書の提出が必要となりますのであらかじめご用意ください。
任意接種対象者(令和7年度かぎり)
・接種日時点で50から64歳のかたで、令和7年3月31日までに助成を受けられていないかた
・定期接種対象外また、任意接種で上記以外のかたで令和7年3月31日までに、市の補助で不活化ワクチンを1回接種をされているかた(7年4月以降に不活化ワクチン2回目接種対象者)
(注記1)接種日時点で東村山市に住民登録がなければ、対象にはなりません。
(注記2)費用補助は生涯に1度限りです。過去に費用助成(生ワクチン1回または不活化ワクチン2回)を受けたことがあるかたは対象外です。
(注記3)助成は、生ワクチン1回、不活化ワクチン2回まで。規定回数を超えて接種した分については対象外となり、全額自己負担になります。(不活化ワクチンにおいて、1回目全額自己負担で接種したかたについても、2回目の接種は助成の対象となります。)
(注記4)任意接種対象のかたの助成は、令和8年3月31日までとなります。
注記5)生活保護世帯・中国残留邦人で支援給付を受けているかたも下記表の自己負担額は窓口でお支払いください。(任意接種の対象のかたは、費用免除はありません)